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2006年8月12日 (土)

ホンダ

こんちは。X3です。今回は、マーケティング的なお話お話。

取り上げるテーマは、これ。

ホンダのストリームです(写真古いかも)。

最近よくCMをみますね。皆さんは、どういう印象を持ちましたか。

ボクなんかは職業柄どうしてもCMを真剣に見ちゃうんですけど、感じたこととしては、

ボクのこと見て見て。めちゃくちゃ美しくなぁい。低床低重心だからさ、ミニバンなのにこんなに美しいフォルムなんだぜぇ。すごくなぁい。どうどう』というのが消費者に対する表向きのメッセージかなと。全然、イケテナイメッセージですけどね。

もうひとつのメッセージがトヨタに対するメッセージだなぁと。

トヨタには「WISH」というストリームと競合するクルマがあります。そいつが、ストリームの単なる真似っこクルマなんですけど、ストリームより売れちゃってるんですね。なぜか。

ホンダとしたらそれはそれは、ぜーんぜん面白くないわけです。歯軋りしちゃうわけです。

そこで、ホンダは今回どうしたか。

15秒の中でひたするクルマを見せまくってます。「どうだ、トヨタさんよー。真似できるかねぇ」って感じです。ホンダの低床低重心という技術は結構進んでます。これは、トヨタもさすがにすぐには真似できんです。だから、あんなにもクルマを見せ付けてるんですね。

これが裏メッセージ。

New StreamのCMの感想を一言で言うと、「甚だしき時代錯誤」。

別に代理店の肩を持つわけじゃないですが、代理店の人間はあんな戦略はとらんです。イヤ、とれんですバイ。あれは明らかにホンダさんの意向です。

「クルマをたっぷり見せてくれと。とにかくクルマを見せてくれ。あのフォルムは絶対真似できないから。とにかく見せるんだぁ。」という、グウノネも出ないオリエンだったのではないかと思います。

今のStreamの手法が通じるのは、高度経済成長の時代です。当時は、クルマを所有することに価値があったから、クルマにステータス性があったし、見せるモノでした。そういう時代の空気感なら、大いにあるよねぇって感じだわな。

今、クルマは、モノ価値(ステータス的価値)よりも、コト価値(クルマで何ができるかという価値)の方が大切です。特にミニバンなんかはそうです。

「モノより思い出」なんかは、その価値の典型です。ホントいいコピーですよね。

百歩譲ってターゲットがあの世界が好きだとしますよ。

ターゲット、誰だ?あんな世界が好きなのはバブル世代か?でも結婚してるわな、普通。CMに出てくるのは男女二人だから、カップルってことですか。すると、団塊ジュニア世代か。だとすると、全く相容れない世界だわな。無印良品大好きな、シンプル好き世代だかんね、団塊ジュニア世代は。

どこをどう切ってもStreamの世界は合わないです。時代的にも、ターゲット的にも。

一応、代理店はそういこと得意だからよーくわかってます。そこで飯食ってますから。だから、あの世界はホンダ発なんだと思います。

まぁ、最近のホンダのCMは非常にあういう時代錯誤的なモノが多いですけどね。すべてメーカー的な視点でCMを作られてます。

「自分達がいいと思うものは、生活者もいいと思ってくれるはず」という発想ですね。

苦戦するのも仕方なしか。

「Power of Dream」が虚しく感じてしまう今日この頃です。

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