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2006年8月10日 (木)

摂理と宗教

こんちは。X3です。

今回は宗教のお話です。ちょっと長いかも。今話題の摂理。摂理とは『Wikipedia』によると

『摂理(せつり)は、韓国発祥のキリスト教新興宗教団体。かつては「愛天教会」「明星教会」「30講論」「ジーザス・モーニングスター(JMS)」「モーニングスター(MS)」などと名乗っていた。韓国本国では「国際クリスチャン連合」という名称で登録しており、現在は「基督教福音宣教会(CGM)」と呼ばれている。 忠清南道の月明洞(ウオルミョンドン)は教祖の生家があることから聖地とされ、教団本部がある』

そんな成り立ちの教団だそうです。以外に活動は長く、

日本では、統一教会やオウム真理教などの陰に隠れて目立たなかったが、国内で活動を開始してすでに20年が経つ。かつて統一教会の信者だった鄭教祖は、日本で2000人以上の信者を獲得した。有名大学のキャンパスに潜入した信者たちが、スポーツや文化系のサークルを装って勧誘していたのである。
活動が本格化したのは10年ほど前からだ。信者はマンションの一室で共同生活し、教祖の指示による信者同士の合同結婚式が毎年開かれた。これらは統一教会の手法を真似たのだろう。さらに教祖の鄭は、“健康チェック”と偽って、気に入った女性信者に対して猥褻行為をくり返していた。摂理の資金源は、信者による献金だ。就職すると、収入の1割を献金しなければならない。中には、1000万円以上献金した信者もいるという』

だそうです。

「なんで入信しゃちゅうの?」っていうのが普通の人の感覚ですよね。

理由は色々と個々人あるんでしょうけど、簡単に言っちゃうと、「心の安定や平和」を求めて入信しちゃうんだろうな。

「今まで信じてたものが崩れちゃった」とか、「今の世の中価値観がハッキリしないから生き苦しい」とか、「何か頼りになる価値観が欲しい」といった欲求が、宗教への傾倒という行為を生んでしまうんだと思います。

そういう人たちは、「○○を信じていれば、大丈夫。きっと正しい道へと導いてくれる」と宗教にすがってしまいます。なぜなら、そういう精神構造を持った人って、「心の安定や平和」を失うことを恐れちゃうから。だから、どっぷりと信じてしまいます。宗教を。そういう状態になると、判断の停止・思考の停止が起こります。人間、考えなくていいほど楽なことはない。ただ、後からついていく方が楽にきまってます。

そこまで精神がきちゃうと、仮に、その宗教が何か悪いことをしていたとしても、ついていけばいいと思い込む。そう思い込まないと、また心の不安定な状態に戻ってしまう。だから、とことん突き進んでいっちゃうわけです。その典型がオウム真理教なわけです。

オウムは偏差値の高いエリートな人たちが多かったのが印象的なのですけど、彼らがなぜいとも簡単に麻原を信じてしまったのかをボクなりに考えると、「科学って万能じゃないやん」という科学信仰の崩壊があったのかなと。

大阪万博が提示した未来世界を垣間見、科学が進歩すれば社会がよくなって、みんなが幸福になり、理想が実現すると、多くの人が思い込んみました。

ところが、蓋を開けてみると、科学が何をもたらしたかと言うと、プラスどころか社会へマイナスの影響を与えるということがわかってきた。それが、科学信仰の崩壊へつながっていった。

当然、ボクみたいな凡人でなく、エリート理系大学生の方がより科学信仰が厚かったわけで。そのショックたるや結構なモノがあったのだと思います。

ボクなんかは、「いい大学に入って大きな企業に入ることがいいことだ」と言われた受験戦争世代なんですけど、いざ就職する段階になると、拓殖銀行、山一證券と立て続けに大企業がつぶれ、「今まで言われてたことってなんやったの?大企業に入ればシアワセになれるんじゃなかったの?」っていう、突然梯子をはずされた失望感やとまどい感を感じたのをよく覚えてます。

そんな感覚に近いモノをエリート大学生たちは持ったんだと思います。

そんな彼らに、麻原は荒唐無稽だけれども、科学に変わる新しい世界を提示したわけです。勉強純粋培養で育った彼らはココロの指数はそんなに強くない。科学という価値観が崩れ、ココロが不安定な状態になっていたがために、麻原が提示する科学以外の世界ににすがってしまったそれでココロのバランスを得てしまった。そして、その世界実現のために邁進していってしまった。

それが、エリート学生が多かった理由ではないかと思っています。

ところえ、科学に変わる新しい世界って何か提示されているんですかね?今って。ホリエモンが提示したのは「お金がすべて」だという、ちいーちゃい世界だし。しかも捕まっちゃったし。

まだ、ないのか。それとも、もうないのか。どっちなんだろうな・・・ちょっと考えてみます。

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コメント

会社の宗教法人化を考えているカブリオとして、宗教と聞けばコメントしなくっちゃ。
 「ココロの指数」という言い方はEmotionを数値換算できそうであまり好きじゃないけど、オウムの彼らは多感な時期に「人は嘘をつく」ことを体に刻まなかったのではないでしょうか。女は男に、男は女に、親は子供に嘘をつく。そのことを習わないで大人になるととてもよくないです。
 科学の基礎には厳密な数学があるから、科学そのものは嘘をつきません。でも何か行動目標があり、達成のために科学を援用しようとすると、厳密に定義されていないある変数を途中に挿入したり省略しようとします。これは避けられません。
 地球温暖化はCO2のせいにされていますが、アメリカ以外の科学者では疑っている人が一杯います。でもメディアはアメリカに支配されていますから、
完全に定説になっています。
 地球気候の決定要因はいわゆる「複雑系」であって、数百の原因が3乗くらい重なってひとつの結果に関係しています。しかも静的な系ではなく時間変化が絡みますから、どでかいスーパーコンピュータをもってしても扱える代物ではありません。えっ、これがそれにどうして関係してるの?ということだらけです
 CO2原因説の場合は「どうもCO2があやしい。CO2なら各国をコントロールできそうだ」と言う政策がまずありました。あとはx3さんよくご存知のとおりです。そのアメリカが京都議定書に参加しないなんて、できすぎです。
 会社経営なんて、この10倍はひどい。そのへんのおっさんが「コーポレートガバナンスだ、CSRだ」と昨日聞いてきた単語を自分が発明したようにしゃべるんだもの。
 小さい子には「嘘はよくないよ。でも父さんも嘘つきだよ」と教えなくちゃね。
 イエスは知らないけど、ムハンマドは人心掌握の天才でした。彼の出自は商人だから。

投稿: カブリオ | 2006年8月10日 (木) 15時47分

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