こんちは。X3です。
今、こんな本呼んでます。

今流行ってますよね、この言葉。
この本を読んでいると「コミュニケーションのあり方」を考えないといけんなーという気にさせられますね。ちょっと衝撃的でした。
「常に強者が生き残る適者生存」を前提とするマーケティングの常識を離れなさいと、この本はいいます。
ボクにとっては、これはすごーーーーく難しい。
オリエンを受けた瞬間に、この商品は競合は○○だから、マーケットの中でこのあたりにプロットし、ターゲットはこのあたりの人たちだから、○○なアプローチをしようみたいなことを、考える癖がついてます。
ボクのこの思考は、差別化を起因とした適者生存の思考以外の何者でもないです。でも、この本は、その「差別化」というのは、ホントに生活者にとって必要なものなのかを考えなさいと説きます。
僕らの商売は、クライアント様の出来上がった商売をいかに魅力的に見せるかが、生業なので、その物性的な「差別化」をいじることはほぼ不可能です。なので、そんな事言われてもなぁと思ったりする反面、そういう視点に立って、クライアント様が仰る「差別化」がホントに生活者の生活に役立つ、必要なモノなのかをあんまし、考えたことはないです。
厳密にいうと、「ホントにそれって差別化なの?」って考えないわけじゃないです。考えて、差別化じゃないよなぁと思いつつも、それを説き伏せる労力と時間のことを考えるとその差別化をいかに魅力的に見せるかということに注力したほうが、楽な場合が多いです、正直。だから、考えないようにしているというのが、正直なところですね。
これじゃーいかんですね。ハイ。よーわかっとります。ナハ。
で、この本は、商品の強みとか弱みとかそういうマーケティング要素を排除し、商品の本質を抉り出し、生活者の生活を豊かにするものは何かをワークショップで探り出しましょうと言っています。
それを、「中立変異」と呼んでいます。強みでも弱みでもないもの。今はなんともないこの変異こそが、生活者の生活を豊かにするコンセプトを生み出すものであると。
中立変異をもう少しわかりやすく言うと、
中立変異は、コンベンション(慣習)的思考からは決してでてこないものなんでしょう。コンベンションは、適者生存の論理の最たるものですからね。コンベンションをぶっ壊すもの。中立変異を簡単に言ってしまうとそういうものかと思います。
わかりやすくなかったりして・・・
このワークショップが凄いと思う別の視点は、この一連の作業をクライアントを巻き込んでできるというところかと。
一緒に考えて、クライアント自身が作りあげたモノを否定するわけがないですよね。
これをコンペの時にやられるらと思うと・・・。
ちなみに以前いたことのある会社の海外ブランチでは、ワークショップをやってコンペ11連勝というのを聞いたことがありましたよ。
ワークショップを企画・運営する部署がとある代理店ではできたと聞きます。まぁ、いろいろな意味で衝撃的な手法が日本にも根付こうとしていることだけは、確かなようですね。
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